眠くないのにあくびが止まらないのはなぜ?原因と予防法を紹介

日中あくびが止まらない 原因と予防方法

あくびは眠い時に出るものというイメージがありますよね。でも眠気がないのにあくびが出てしまうこともあります。困ったことにあくびが止まらなくなってしまうこともたまにあります。どうして眠くもないのにあくびが出てしまうのでしょうか?あくびのメカニズムと予防方法を解説します。

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もしかしたらその原因は「合わないマットレスを使っている」ことにあるかもしれません。

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目次

1.あくびのメカニズムとは

絶対にあくびができないシーンもありますよね。例えば重要な会議やプレゼンテーションの最中。評価などに直結することはないでしょうが、やはりどことなく恥ずかしい気持ちになってしまいます。あくびは眠い時に出るイメージがありますが、実際は特に眠気がなくても出ます。しっかり睡眠を取ったとしても出てしまうなら対策のしようがないですね。あくびのメカニズムはどのようなものなのでしょうか?

関連:なかなかなくならない日中の眠気…ちゃんと寝ているのになぜ眠くなる?原因と対策

1-1.あくびは脳の覚醒のために必要?

あくびは脳を睡眠状態から覚醒状態にする時に出ると考えられています。起床してまだ半分寝ぼけているような状態ではあくびが出やすいですよね。実際に寝起きの人があくびをした時の脳波を測定してみると、覚醒の脳波であるβ波が観測されるというデータもあります。そのほか「絶対に寝てはいけないタイミング」でもあくびは出やすくなります。

例えば車の運転中はあくびの回数が多くなります。これは寝てはいけないタイミングであるため、脳が眠い状態から覚醒に近づけるためにあくびを出すようにします。このように先に出して例で言うとどうしても重要な会議やプレゼンテーションなど重要なシーンであくびが出やすくなっていることは仕方のないことなのですね。

人間は退屈を感じると眠気が誘発されます。寝てはいけないシーンで寝ないようにあくびが出てきてしまいます。本当はあくびをしてしまったほうが、脳は覚醒に近づくので目立たないように顔を伏せたり後ろを向いたりしてあくびができるならしてしまったほうがよいとも言えます。

1-2.詳しいメカニズムは解明されていない

詳しいメカニズムは解明されていない

ただしあくびの働きは覚醒だけではないと考えられています。あくびを出す指令を出すのは視床下部の室傍核という部位です。室傍核はオキシトンという物質を使ってあくびの指令を出しますが、このオキシトンという物質は生物の生殖に関係する物質なのです。もしかしてまだまだ知らないあくびの秘密が今後解明されるかもしれません。

1-2-1.まとめ

あくびの基本的な働きは「覚醒」です。起床時の寝ぼけた状態から脳を覚醒させるほか、「どうしても寝てはいけないタイミング」でもあくびは多くなります。あくびは我慢するよりもしてしまったほうが覚醒に近づきます。どうしても我慢しなければいけないタイミング以外は手で口を隠すなどして堂々としたほうがよいです。

2.なぜ眠くないのにあくびが?

どうしても眠ってはいけないタイミングで眠気を感じるとどうやら覚醒のためにあくびをしてしまうようです。しかし眠くないタイミングでもあくびが出てしまうこともありますよね。これはいったいどうしてなのでしょうか?

2-1.あくびは脳のクールダウンのため?

パソコンが熱を持ちすぎると処理が重たくなるように、人間の大脳もある程度冷えていたほうがよく働くと考えられています。あくびをして深く息を吸い込むことで脳をクールダウンさせ、その機能を最大限に発揮させようとしている可能性が示唆されています。

脳が熱を持った時に周囲の冷たい空気をあくびとともに吸うことで、脳の熱を下げるという仕組みです。またあくびをすることで空気を思い切り吸い、血液中の二酸化濃度を下げ酸素濃度を高めることで脳の働きを高めるという考え方もあります。ただし本当に脳のクールダウンのためにあくびが行われているかどうかは明確に解明されていません。

2-2.あくびが多いのはストレスが溜まっているのかも・・・

あくびのメカニズムはまだはっきりと解明されていないため明確には分かっていませんが、ストレスが溜まっているとあくびが出やすくなるとも考えられています。もしかすると会議やプレゼンテーションであくびが多くなるのは、ストレスによるものかもしれません。どうしてもあくびをしてはいけないという心理的なプレッシャーもあくびを引き起こすストレスになっている可能性も考えられます。

2-2-1.まとめ

あくびはまだまだメカニズムが解明されていません。一説では脳のクールダウンのために必要であるとも考えられていますし、ストレスや緊張が原因となるとも考えられています。先に述べたように生殖に関わっている可能性もあり、これからの研究が待たれます。

3.止まらないあくびの予防法

まず初めに、あくび自体そのメカニズムが完全に解明されたものではありません。そのため予防しようとしても、絶対にあくびが起きなくすることはできません。今の段階ではあくびをなるべくしないように最善を尽くす程度の対策です。どうしてもあくびをしてはいけない日の気休め程度ですが参考にしてください。

3-1.ストレスはしっかり発散する

明確なメカニズムははっきりとしていませんが、ストレスや緊張を感じるシーンではあくびが出ることが多くなります。もしかするとストレスや緊張で興奮状態になっている脳をクールダウンするためかもしれませんし、絶対に眠らないように脳を覚醒させようとするためかもしれません。ストレスや緊張を感じるシーンでは避けようがありませんが、もともと溜まっているストレスを発散することで日常的なあくびの予防に効果がある可能性があります。

3-2.睡眠は十分に取る

あくびは眠気がある時に脳を覚醒に近づけるため発生します。そのため睡眠不足で眠気を感じている状態だと必然的にあくびは多くなります。あくびをどうしてもしたくない日の前日はしっかりと睡眠を取るようにしましょう。

関連:寝不足の影響は? 睡眠不足が引き起こす状態一覧

3-3.日中に疲れたら少し仮眠を

日中に疲れたら少し仮眠を

疲労を感じると多少の眠気が出てきます。もし日中に眠気を感じてしまったならば、昼休みなどを利用して少し仮眠を取るのも眠気の解消とあくびの予防に効果があります。あまり長く眠ってしまうとスッキリと起きられなくなってしまうので、15分程度に抑えておきましょう。仮眠をする前にカフェインを摂取するとスッキリと起きやすくなります。

関連:寝ても寝ても疲れが取れないのはなぜか

3-3-1.まとめ

あくび自体が明確にメカニズムが解明されていないため、完全に予防するとなるとかなり難しくなります。あくまで気休め程度ですが、ストレスをしっかり発散して睡眠を十分に取り、疲れを感じたら仮眠を取ることであくびを予防できる可能性があります。

4.まとめ

・あくびは脳を覚醒状態にする働きがある
・そのほか大脳のクールダウンやストレス、生殖に関係している可能性も
・ただし明確なメカニズムは解明されていない
・完全な予防は難しいがストレス発散、睡眠、仮眠である程度予防できる可能性がある

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