睡眠不足を補うための上手な仮眠のとり方

睡眠不足を補うための上手な仮眠のとり方

つらい午後の眠気をなくしたい!睡眠不足の脳をリフレッシュさせ、仕事や勉強のパフォーマンスをアップさせる効果的な仮眠のとり方とは。職場や学校でもできる、短時間で眠気を消す仮眠の方法とコツについてみていきましょう。

目次

1.本当は怖い睡眠不足!少しでも解消するには

疲れた身体と脳をクールダウンし、休息させる重要な役割をもつ睡眠。でも忙しい現代人の多くが十分な睡眠をとれていないと言われています。「今日は早く帰ってぐっすり眠ろう」と予定していても、急な仕事やメールの対応で結局寝るのが遅くなったり、寝付きが悪いためについついスマホゲームやネットサーフィンで夜更かしをしてしまったりして、思うように睡眠時間が確保できないこともあるのではないでしょうか?
毎日の睡眠不足が重なると、疲労感がとれにくく、日中も頭がシャキッとしない状態が続きます。睡眠不足の怖いところは、そのようなボーっとした状態が続いても少々我慢できてしまうことや睡眠不足が癖になってしまうことです。
眠気を我慢しながら、何とか日中の仕事や勉強に取り組もうとしても、パフォーマンスが上がりません。そんな時は、休憩時間に仮眠を上手に取り入れて脳をリフレッシュさせ、眠気を取るのも一つの方法です。

1-1.日本人は睡眠不足?

日々の家事や仕事に追われ、「十分な睡眠時間を取れていない」と感じている人が多いのではないでしょうか?2017年に厚生労働省が行った健康調査によって、日本国民の約4割が、一日当たりの睡眠時間が6時間未満であることがわかりました。
さらに世界の先進国35か国の15歳以上の人の睡眠時間を比較した調査では、日本人の睡眠時間はなんとワースト1位。世界的にも最も睡眠時間が短く、多くの日本人が睡眠不足に陥っていることが浮き彫りになっています。

OECD諸国の平均睡眠時間

1-2.睡眠不足が招く体調不良

今や日本人の10人に1人が睡眠不足のために日中の体調不良を感じているといわれています。「毎朝起きた時点で疲れを感じている」「日中身体がいつもだるい」などの感覚がある人は、日常的な睡眠不足によって、身体を十分休めることができていないサインです。また、昼間の仕事中に眠気を感じたり、生あくびがでる場合も、睡眠による脳の休息が不十分なサインです。倦怠感や疲労感、日中ぼんやりした不快感が続く場合は、日々の睡眠が十分にとれているか一度見直してみましょう。
睡眠不足の日が続くと、物忘れやうっかりミスを起こしてしまいがちになり、仕事や学業のパフォーマンスを損なうどころか、体調を崩してしまいます。

「疲れ」の原因となっているもの

1-3.仮眠の効果って?

昼寝や仮眠を上手に取り入れることで、日中の頭をシャキッと目覚めさせ、仕事や学業の効率をアップさせることが知られています。睡眠不足による昼間の眠気やあくびは、我慢して過ごすこともできますが、時間を区切って仮眠してしまった方が頭の切り替えにもなり、夜までスッキリと過ごせるようになります。

1-4.こんなときは仮眠をとろう!

大切な仕事を控えているときや、最高のパフォーマンスで集中したいときなどは、直前に仮眠をとると良いでしょう。仮眠によって脳をリフレッシュし、冴えた頭で午後の作業に取りかかることができます。また、どうしても夜間の睡眠時間が不足して頭がぼーっとしていたり、日中にあくびが出たりする時も、短時間の仮眠をとるとよいでしょう。そもそも、頭脳労働・肉体労働ともに、仕事に集中できる時間は5~6時間程度と言われています。上手く仮眠をとって脳を休ませる習慣が身に付くと、作業の効率アップが期待できます。

2.仮眠におすすめのタイミングは?

寝覚めがよく、作業のパフォーマンスをアップさせる仮眠をとるためには、ベストなタイミングを知る必要があります。重要なポイントは2つです。1つ目は、仮眠をする時間帯。2つ目は仮眠の長さです。この2つを守れば、仮眠でスッキリと目覚めることができます。

2-1.仮眠の効果が高まる時間帯

仮眠の効果が高まる時間帯。それは起床から約8時間後です。6時に起きる人なら午後2時頃にあたるこの時間、じつは本能的に脳を休ませようとする仕組みがはたらくタイミングなのです。仮眠の効果を高めるためには、この時間帯に間に合うように仮眠をとるのがベストです。誰もが経験する昼過ぎの眠気は、脳からの「休憩しましょう」のサインなのです。逆に、仮眠のベストなタイミングを逃してしまい夕方近くに仮眠をとると、夜間の本格的な睡眠リズムに影響して眠りが浅くなり、眠気や疲労感を翌日に持ち越すことになってしまうので、注意が必要です。

2-2.仮眠の長さは15~20分で切り上げよう

仮眠した後にスッキリと目覚めるためには、5~15分の仮眠をとるのがべストです。長くても、15~20分で切り上げるようにします。20分を越えて眠ってしまうと、身体が熟睡モードにシフトしてしまい、寝覚めが悪くなってしまうためです。脳をリフレッシュさせ、午後の活動に集中するためには、仮眠は適切な長さで切り上げるのがポイントです。

3.効率的な仮眠の取り方

仮眠をするといっても、オフィスや学校などの昼休みに仮眠する場合は場所や時間に制限があります。上手に仮眠をするには効率よく仮眠ができる工夫が必要です。短時間で頭をリフレッシュできる仮眠をするためのポイントをみていきましょう。

3-1.身体を休められる環境を整える

短時間の仮眠では、横にならずに、椅子に座ったままで眠るのがよいでしょう。横になってしまうと、身体が熟睡モードになろうとするので起きるのがつらくなってしまいます。椅子の背もたれやヘッドレスト、ネックピロー等を使ってゆったりと座り、仮眠します。周囲の明るさや音が気になる場合は、アイマスクや耳栓を使って、しっかり仮眠できるように工夫します。長く眠りすぎないようにアラームを使用するようにしましょう。

3-2.短時間で効率よく仮眠する

短時間で効率よく眠気を取る方法もあります。それは昼間の眠気が来てしまう前にあらかじめ5分程度の短い仮眠をとってしまう方法です。昼間の眠気のピークは起床から8時間後にやってくるので、その約1~2時間前に仮眠するようにすると、たとえ短い仮眠であってもその後の時間はさらにスッキリと過ごすことができます。

3-3.仮眠前のコーヒーでカフェイン補給も有効

睡眠不足が続いているときなど、うっかり仮眠してしまうと目覚めが悪く、逆に眠気を引きずったり、不快感が残ることがあります。仮眠したあと、シャキッと午後の作業に戻りたい場合は、仮眠前にカフェインを補給すると良いでしょう。カフェインは口にしてから30分程度で効果を発揮し出すため、20分程度の仮眠の直前に飲むことで、起きる頃にはスムーズに覚醒状態にシフトすることができます。
この方法は工事現場や医療施設等での不規則な夜勤に出る前の仮眠時にもおすすめですので、寝起きが悪いと感じる場合は試してみましょう。

カフェインの覚醒効果について

4.まとめ

いかがでしたか?上手な仮眠のためのポイントさえ押さえていれば、短時間の仮眠で頭をリフレッシュさせ、仕事や勉強のパフォーマンスの向上が期待できます。大切なのは仮眠のタイミングと時間です。
午後の睡魔は脳の疲れのサインですから、無理に我慢せず、5~15分程度の仮眠をとって日頃の睡眠不足を補いましょう。

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