眠い!眠すぎる!急激な眠気に打ち勝つ緊急対処法

眠い!眠すぎる!急激な眠気に打ち勝つ緊急対処法

会議中や仕事中などどうしても眠ってはいけないタイミングに限って強い眠気に襲われることがあります。頭の中で眠ってはいけないと思っても関係なしに、まぶたが下がってきてしまうこともあります。仮眠をとることができれば話は早いのですが、いつもその時間を取れるとは限りません。急な強い眠気に打ち勝つ方法を解説します。

目次

1.なぜ眠気が起きるのか?

昼間は交感神経が優位になっていて、心身が緊張・興奮している状態となっています。にもかかわらず、なぜ眠気が起きるのでしょうか?日中に眠気が生じる理由に以下のようなものがあります。

1-1.人間が眠気を感じるのは昼食後~14時くらい

昼食を食べてから14時くらいの間が人が一番、日中に眠気を感じやすい時間帯となります。食後は満腹感が生じるため、脳がある程度の満足をしています。「仕事をしなければいけない」「授業を効かなければいけない」といった意欲が低下するため、脳から緊張感が失われ眠気に襲われやすくなります。

1-1-1.食後はオレキシンの働きが低下

食後に脳が満足を覚えるのはオレキシンという物質の影響です。オレキシンは覚醒と深く関わりがある物質で、オレキシンが働いている時は脳がしっかりと働いています。野生動物で言うと、狩りをするときは素早く獲物を追い回して捕食する必要があるため、オレキシンが働きます。狩りに成功して満腹になると素早く動く必要はなくなるので、オレキシンの働きも低下し、覚醒の度合いが下がり眠気が生じるようになります。

1-1-2.血糖値が高くなると眠気が生じる

人間も同様です。食後、血糖値は高くなります。血糖値が低い状態だと食事を求めてオレキシンが活性化し、脳が覚醒します。逆に血糖値が高くなるとオレキシンの働きが弱まり、脳の覚醒度合いが下がり眠気が生じます。

通常、食事をしてから2時間程度は血糖値が高くなります。その後、インスリンというホルモンの影響で血糖が細胞に取り込まれることで血糖値が下がります。12時くらいにお昼を食べたとすると、14時くらいに血糖値が下がり始めるため眠気が徐々に消えていきます。

1-2.退屈を感じるとき

人は退屈を感じると眠気を感じるようになります。会議や嫌いな授業、一人で運転をしているときなどに眠気が生じるのは退屈を感じるからです。昼食後から2時間は最も眠気が大きくなりやすい時間です。午後一番に会議や嫌いな授業があると眠くなってしまうのは退屈と血糖値の上昇による眠気が合わさるためです。

1-3.前日に睡眠不足のとき

午前中は仕事や学業への意欲が高いため、眠気は生じづらくなります。しかし午後になると、オレキシンの働きにより意欲が低下し眠気が生じやすくなります。前日に睡眠不足ならなおさらです。睡眠不足による脳の疲労を回復させるために、眠気が誘発されます。午後の眠気と睡眠不足による眠気が合わさることで、より強い睡魔に襲われます。

1-4.睡眠負債がたまっている

前日にそれなりに睡眠を取っているのにもかかわらず、朝の熟睡感がなく日中の強い眠気に襲われる場合、睡眠負債が溜まっていることがあります。睡眠負債は睡眠不足が積み重なることで、借金のように不足した睡眠時間が膨らんだ状態のことを指します。脳の疲労が回復しきれておらず、常に睡眠不足のような悪影響が心身に現れます。

2.急激な眠気への緊急対処法

急激な眠気への緊急対処法

どうしても眠気がひどいとき、仮眠を取れば睡魔は一時的に晴れます。しかし仮眠を取る時間が取れないときは以下のような対処法を試してみましょう。

2-1.なるべく発言をする

会議中や授業中に眠気が強い場合、なるべく発言をするようにしましょう。言葉を話すことで脳に刺激が加わり、眠気が覚めていきます。退屈を感じるとどうしても眠気が強くなってしまうため、積極的に参加することが有効です。

オフィス内での単純作業中に眠気が生じたときも同様です。可能ならば周囲の人と軽いおしゃべりをしながら作業を続けると眠気が抑えられます。一人で運転をしていたり、作業をしたりしているならば歌を歌うのも眠気を晴らすのに効果があります。

2-2.眠気を覚ますツボを押す

ツボを押すことはどんな状況でもできるお手軽な眠気の解消法です。眠気が強い時は以下のツボを押してみるのもよいでしょう。

2-2-1.中衛

中衛は中指の爪の生え際から2~3mm下にあるツボです。中衛の位置に親指を当て、逆側を人差し指で掴みます。そのまま指圧をしながら引っ張るように刺激をしていきます。1回10秒ほど指圧をしたのち、反対側の手の中衛も押し、3セット程度繰り返すとよいでしょう。眠気のほか更年期障害のお悩みにも対応できると言われています。

2-2-2.労宮

労宮は手のひらに位置しているツボです。手を握った時に中指と薬指が触れている部分の中央に位置しています。労宮の位置に逆の手の親指を当て、痛くない程度に力を込めて5秒ほど指圧します。両方の手で行い、5セットほど繰り返すとよいでしょう。労宮はイライラ感を軽減し、気分を落ち着かせてくれることが期待できます。

2-2-3.合谷

合谷は手の甲側にあるツボです。親指と人差し指の骨が合流するところが合谷です。合谷を反対側の手の親指で2~3秒ほど指圧します。両側の合谷を10セットほど指圧するようにするとよいでしょう。合谷も労宮と同じく、イライラ感を軽減してくれることが期待されます。

2-3.冷たい水で顔を洗う

冷たい水で刺激を受けると、交感神経が刺激されます。交感神経は脳を興奮させる働きがあるため、眠気を覚ましてくれます。会議中などで会ってもトイレに行くついでに、冷たい水で顔を洗うようにするとよいでしょう。

2-4.冷たい飲み物を飲む

冷たい飲み物を飲むと、冷たい水で顔を洗った時と同じく、交感神経が刺激されて眠気が覚めます。眠気が強い時は常温や温かいものより、冷たい飲み物を飲むようにするとよいでしょう。コーヒーや緑茶のようにカフェインが含まれているとなおよいです。

2-5.ガムを噛む

咀嚼は脳に刺激を与えて覚醒を促してくれます。会議中や授業中にガムを噛むことは難しいかもしれませんが、オフィス内での仕事などガムを噛んでも問題ない状態ならば眠気覚ましに有効です。ミントやカフェインが含まれたガムを噛むと眠気を覚ます効果が高くなります。

3.急激な眠気に困らないためには

急激な眠気に困らないためには

会議や授業、テストの最中に急な眠気に困らないように事前に行える対策があります。重要なイベントの前は以下のようなことをしておくとよいでしょう。

3-1.事前にコーヒーやカフェインタブレットを摂取しておく

会議や授業の始まる30分ほど前にコーヒーやカフェインタブレットでカフェインを摂取しておくと、脳が覚醒して眠気が生じづらくなります。ただし摂取しすぎると夜に眠気が現れづらくなるので、ほどほどにしておきましょう。特に午後3時以降にカフェインを摂取してしまうと、影響は寝る時間くらいまで残ってしまうので注意が必要です。

3-2.重要な会議の前日はしっかりと睡眠を取る

何よりも前日にしっかりと睡眠を取ることが何よりも重要です。重大なイベントのある前日はなるべく早めにベッドに入り休むようにしましょう。アルコールは入眠作用がありますが、中途覚醒を促すため夜中に起きてしまったり、睡眠の質を低下させたりすることがあります。どうしても寝付きづらい時に一杯くらい飲むのは問題ありませんが、泥酔するのは避けるようにしましょう。

4.まとめ

・人間は昼食後から14時くらいに最も眠気を感じる
・退屈を感じるときにも眠気が強くなる
・睡眠不足、睡眠負債が蓄積していると日中の眠気が非常に強くなる
・話すことは脳を刺激して眠気を晴らしてくれる
・冷たい水で顔を洗ったり、冷たい飲み物を飲むことも眠気を覚ますのに有効
・眠くなりそうなときは事前にカフェインを摂取する
・寝不足にならないように睡眠をしっかり取ることも重要

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