眠気覚ましのつぼ|即効性のある3つのつぼと共にその他の対処法を紹介
眠気がどうしてもつらいとき、解消する最も良い方法は仮眠を取ることです。しかし状況によっては仮眠を取れないこともあります。そんなときは眠気を覚ますツボを試してみましょう。ツボのよいところはどんな状況でもお手軽に押すことができる点です。眠気を覚ましやすいツボ3つと、合わせて行いたい眠気覚ましの対処法を紹介します。
なんだかスッキリ起きられない…そんな日が続いたら
もしかしたらその原因は「合わない寝具を使っている」ことにあるかもしれません。体に合わない寝具を使い続けることで、寝心地の悪さを感じるうえに、首や腰、背中への負担など様々な不調を引き起こす原因にも繋がるため注意が必要です。もしも現在そんなお悩みをお持ちであれば一度寝具の見直しをおすすめします。
1.眠気におすすめなツボとは
ツボのいいところは会議中や車の運転中などでも、気軽に押すことができる点です。感じ方には個人差がありますが、眠気の一時しのぎとしてはおすすめな手段です。どうしても眠気が強い時は、中衛・労宮・合谷の3つのツボを試してみてしのぎましょう。
1-1.中衛
中衛は中指の詰めの生え際から2-3mm下にあるツボです。親指を中衛の位置に当て、人差し指を反対側に添えます。強く押しながら、指を引っ張るようなイメージで刺激します。一回10秒ほど刺激して、左右交互に3セットずつくらい押しましょう。
中衛は眠気覚まし以外にも、更年期障害に悩んでいる40代後半から50代の女性におすすめと言えるツボです。
1-2.労宮
労宮は手のひらの中央に位置するツボです。手をグーにしたときに中指と薬指が触れる場所の中間地点にあります。手のひらを広げ労宮の位置に反対側の親指を当てます。痛くない程度に強めに5秒程度指圧し、反対側の手の労宮も指圧します。これを1セットとして5セットくらい行うようにするとよいでしょう。
眠気を覚ますほか、イライラ感を軽減したり、気分を落ち着かせてくれることが期待されます。面接や会議、試験などの前にもおすすめなツボです。
1-3.合谷
合谷は手の甲のほうにあるツボです。親指と人差し指の間のぷにぷにした部位を触ってみると、ちょうど親指と人差し指の骨が合流しているところがあるはずです。そこが合谷です。反対側の親指で強めに指圧し、2~3秒ほど指圧します。もう片方の手の合谷も同様に指圧してこれを1セットとして10セットほど行います。
合谷は気分を落ち着かせて、頭を冷やしてくれることも。労宮と同じく、緊張するシチュエーションでおすすめなツボです。
1-4.ツボを押す強さとは
ツボを押す強さは痛くない程度に強め、というのが基本です。強く押せば押すほど、ツボへの刺激は高まりますが痛みを感じる程度まで強くしてしまうと、意味がなくなってしまいます。眠気が強い時は痛くないギリギリくらいまで、指圧する強さを大きくするとよいでしょう。
2.ツボ以外の緊急対処法
ツボだけでは眠気を完全に解消することは難しいです。ツボと合わせて、ツボ以外の緊急対処法を試してみると、より眠気が覚めやすくなります。
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2-1.発言をする
会議は眠気が起きやすい場です。これは脳が退屈を感じ、意欲ややる気、緊張感といったものが削がれているからです。この状態を解決するためには会議に積極的に参加することが大切です。特に発言をすると脳が刺激され、眠気は治まっていきます。同様に学校の授業や車の運転中なども積極的に発言すると眠気の解消に効果的です。車を一人で運転している場合は歌を歌うなどでも構いません。
2-2.カフェインを摂取する
カフェインは脳を覚醒させ、眠気を覚まし集中力や注意力を持続させる働きがあります。会議の前や昼食後など眠気が生じやすいタイミングの前にカフェインを摂取すると、眠気が生じづらくなります。カフェインはコーヒーや緑茶、紅茶などのほか栄養ドリンクやコーラ、チョコレートなどに含まれています。どうしても眠気を引き起こしたくないときは、薬局で売っているカフェインタブレットを利用するとよいでしょう。ただし適量にしないとカフェインが効きすぎて、夜寝付きづらくなります。
2-3.冷たい飲み物を飲む
冷たさ、寒さを感じると交感神経が刺激されます。交感神経には心身を緊張させる働きがあるため、眠気を覚ましてくれる働きがあります。眠気を覚ましたいときはキンキンに冷えた飲み物を飲むと効果的です。氷をたくさん入れたアイスコーヒーなどがおすすめです。
2-4.ガムを噛む
特定の刺激が加われば、眠気は生じづらくなります。例えばランニングをしている時に眠気が生じることはほとんどありません。それと同じ理由でガムを噛み、口を動かしているという刺激があると眠気が生じづらくなります。会議の場や授業中、テスト中などではガムを噛むことが禁止されていることがほとんどだとは思いますが、ガムを噛んでも構わない場では眠気対策になります。眠気を覚ます働きのあるミントやカフェインが含まれたガムならなお効果が高くなります。
2-5.明るい光を浴びる
光というものは眠気に大きな影響を与えます。太陽の強い光を浴びると、脳の覚醒が促され眠気が解消されます。たかが光と思ってもその効果は絶大なものです。例えば概日リズム睡眠障害という生活リズムがくるってしまう睡眠障害は、強い光を浴びる治療が行われます。
2-6.軽い運動をする
運動をすると交感神経が刺激され、血圧も高まり脳が興奮して眠気が覚めやすくなります。どうしても眠気が強い時は、軽い運動をすると効果が出ることがあります。ランニングなどをする必要はなく、立ち上がってストレッチをしたり、飲み物を買いに行くついでに近くのコンビニまで歩く、程度のことで十分です。
3.寝たらいけないときに眠くなる原因
寝たらいけないときに限って眠くなってしまうことはよくあります。なぜ寝たらいけないと分かっているのに、眠くなってしまうのでしょうか?
3-1.もともと疲れが溜まっている
疲労は「これ以上、心身を酷使すると壊れてしまう」というアラートの役割を果たしています。疲労が溜まっているのに働こうとすると、脳が無理にでも心身を休ませようと眠気を誘発させます。疲労はきちんと回復させないと、集中力の欠如や注意力の欠如、倦怠感、免疫力の低下、反応の低下などの原因となります。日中に眠気が生じてしまうくらい疲れが溜まっているならば、その日はなるべく早めにベッドに入り睡眠を取るようにしましょう。
3-2.睡眠不足
前日に寝る時間が遅くて睡眠不足になっている場合に日中の眠気は起きやすくなります。しかし前日にきちんと眠ったはずなのに日中の眠気が生じることもあります。その場合は睡眠負債が蓄積している可能性があります。
睡眠不足が慢性的に続くと、不足した睡眠時間が借金のように積み重なっていきます。やがては睡眠負債となり、心身に悪影響を起こすようになります。睡眠負債は寝だめでは回復させることが難しく、日常生活の中でも日中の眠気を引き起こす原因となります。睡眠負債を解消するには毎日適切な睡眠時間を取って、コツコツ不足していた睡眠時間を解消していく必要があります。
3-3.ランチを食べた後
ランチを食べた後は、満腹感により意欲の低下が引き起こされます。人間は「仕事をしなければいけない」などの気持ち(意欲)があると、心身が緊張して眠気も生じづらくなります。しかしランチを食べて満腹になると、ある種の満足感が生じて意欲が低下します。そのため眠気が生じやすくなります。
3-4.退屈を感じている
退屈や飽きを感じると、脳は意欲をなくしていきます。会議や授業など一方的に人の話を聞いている場では退屈が起こりやすく、眠気が生じやすくなります。退屈を防ぐためには、積極的に会議や授業に参加することが必要です。
4.まとめ
・中衛は中指の爪の生え際の2~3mm下にあるツボ
・労宮は手のひらの中央に位置するツボ
・合谷は手の甲側の親指と人差し指の骨の合流するところにあるツボ
・これらのツボは眠気を覚ますことが期待できる
・ツボだけでは眠気を完全に覚ますことはできないので、他の対処法を組み合わせることが重要
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