偏頭痛になる理由は寝過ぎのせい?治らない時の4つの対処法

寝過ぎたときの頭痛、4つの対処方法 寝過ぎと偏頭痛の関係は?

たっぷり寝て頭スッキリ!・・・と思ってもなんだか頭が痛い、そんな経験はありませんか?寝過ぎて頭痛がしてしまう人は多くいます。睡眠を取ったら頭がすっきりするはずが、なぜ逆に痛くなってしまうのでしょうか?寝過ぎたときの頭痛の原因と、その時の対処法を紹介します。

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目次

1.寝過ぎと片頭痛の関係

朝、しっかりと寝たのに頭が痛い・・・、こんな時の頭痛は片頭痛であることが多いです。片頭痛は経験したことがある人には馴染み深いけど、経験したことがない人にとってはどんなものか想像がつかないのではないでしょうか?まずは片頭痛がどんな種類の頭痛なのか見ていきましょう。

1-1.片頭痛とは?

片頭痛は主に頭のこめかみのあたりに現れる頭痛です。ズキズキとした痛みで、一度現れると数時間から数日ほど持続することが特徴です。こめかみの片側に頭痛が起こることが多いため、片頭痛と呼ばれています。とはいうものの、両側に頭痛が起きることもあります。

片頭痛は繰り返されることが多く、多い人だと週に数回現れることもあります。動くと痛みが悪化することもあるので、暗く静かなところで安静にすることが大切です。

個人差はありますが、ギザギザしたような閃光が視界に現れる閃輝暗点という状態が片頭痛の起きる数十分前に起きることもあります。女性に多く、中でも30代女性に最も多く見られると言われています。片頭痛の原因自体ははっきりと解明されていませんが、生理の始まりや終わりの時期に片頭痛が起きる人が多いことから女性ホルモンも関与していると考えられています。

1-2.片頭痛の原因は脳の血管拡張

偏頭痛は何らかのトリガーによって脳の三叉神経という部位からサブスタンスPという物質が脳血管内に放出されます。この時のトリガーは後述しますが、サブスタンスPには血管を拡張させる働きがあります。脳血管が拡張することで、三叉神経が刺激され痛みの原因となるペプチドが放出されズキズキとした偏頭痛の痛みとなります。

片頭痛のトリガーとして、以下のようなものが考えられます。

・ストレス
・過労
・過度の飲酒
・喫煙
・高血圧
・寝過ぎ
・女性ホルモンのバランスの変動

1-3.寝過ぎと片頭痛の関係

リラックスしている状態と頭痛は相反するイメージがあります。どうしてリラックスしているはずの睡眠が過剰になると、片頭痛が起こるのでしょうか?それはリラックスしている時に働く「副交感神経」に理由があります。

人間は自律神経が働くことで、生命を維持しています。自律神経は心臓や消化器、呼吸器、ホルモン分泌、精神状態などに関係しており、24時間働いています。自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、日中の活発に活動しているときは交感神経、夕方から夜間のリラックスしている状態のときは副交感神経が風位になります。

自律神経は血流量に影響を与えています。日中は活発に活動するために、血流量が多くなければいけません。そのため、交感神経が血管を収縮させ血圧を上げ、血液循環を高めます。

反対に睡眠時などリラックスしている時には副交感神経が血管を拡張し血圧を低下させることで血流量抑えています。しかしこの血管拡張によって三叉神経が刺激され、片頭痛を起こすことがあります。そのため寝過ぎで過度に副交感神経が働いた状態が続き、片頭痛が起こることがあるのです。

2.寝過ぎによる頭痛時の対処法

寝過ぎによる頭痛時の対処法

寝過ぎ時の副交感神経が優位になったことによる片頭痛への対処法のポイントは、拡張した血管を収縮させることです。以下でその具体的な方法を解説します。

2-1.安静にする

片頭痛は動くと痛みが強くなってしまうことがあるので、外出などはできるだけ控えて、室内で安静にしていましょう。動くと痛みが強くなる理由は分かっていませんが、血流量が増えることで三叉神経への刺激が大きくなるからと考えられています。また、必ずしも偏頭痛の人全員が動くことで症状が悪化するとも限りません。また、安静にするときは低めの室温に設定するとよいです。室温が低いと拡張した血管が収縮しやすくなります。

2-2.頭を冷やしてみる

頭を冷やすのも効果的です。水で濡らしたタオルや冷却ジェルシートを使うのがおすすめです。体温が下がると血管は収縮し、状態の軽減が期待できます。患部である頭部を直接冷やすことで、片頭痛の原因となっている部分の血管が収縮しやすくなります。

首や太もも部など大動脈がある部位を冷やすことでも体温は下げられますが、全身の体温が下がってしまいます。暑いわけではないのに全身を冷やしてしまうと、風邪の原因にもなってしまうのであまりおすすめはできません。空調を効かせて多少涼しめにする程度がいいと思います。反対に入浴などで体温が上がると血管が拡張して、状態が悪化することもあります。

2-3.お茶やコーヒーを飲む

お茶やコーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる働きがあります。起床時に片頭痛が起きていたらお茶やコーヒーを飲むとよいでしょう。ホットのものよりアイスコーヒーや冷茶などのほうが体温を下げて、血管を収縮させる働きが高いためおすすめです。

2-4.市販の頭痛薬を飲んでみる

市販の頭痛薬には鎮痛作用のある成分が含まれています。どうしても痛みがひどい場合には頭痛薬を飲んでから安静にするとよいでしょう。ただし市販の頭痛薬は痛みを抑えるためのもので、拡張した血管を元に戻す作用はありません。頻繁に片頭痛に悩まされているならば、医療機関で診察を受けて、トリプタン系薬剤のような血管を収縮させる働きのある薬を処方してもらうとよいでしょう。

3.寝過ぎないようにするためには

寝過ぎないようにするためには

片頭痛を予防するためには寝過ぎないことも大切です。寝過ぎないようにするためには以下のポイントに気を付けてみましょう。

3-1.睡眠負債を溜めないようにすることが大事

睡眠不足は借金のように溜まっていき、睡眠負債となります。睡眠負債が溜まっていると、つい休日などに遅くまで眠ってしまって、寝過ぎてしまうこともあります。まずは睡眠負債を溜めないように、しっかりと普段から睡眠時間を確保することを意識しましょう。

関連:睡眠負債とは?セルフチェック法と対策のヒント

3-2.休日の寝だめは逆効果

睡眠不足を解消するために、休日に寝だめをすればいいのではと思うかもしれません。しかしそれは逆効果になります。寝過ぎが片頭痛を引き起こしやすいのは本項で解説した通りですが、睡眠負債自体も寝だめでは解消することが難しいのです。

睡眠負債を解消するには普段からきちんと自分の適切な睡眠時間を取ることです。朝、熟睡感がありスッキリと目覚められれば睡眠時間が取れていると言えるでしょう。寝だめよりも毎日の睡眠時間の確保を大切にするのが睡眠負債蓄積の防止と片頭痛の予防に大切です。

4.まとめ

・片頭痛はこめかみの片側(稀に両側)にズキズキとした痛みが生じる頭痛
・脳の血管が拡張して、三叉神経を刺激することで生じる説が有力
・寝過ぎると副交感神経が亢進して、血管拡張が生じる
・体を動かすと痛みが強くなる可能性があるので、安静にすること
・血管を収縮させ痛みを軽減させるにはカフェインや頭を冷やすことが有効
・痛みに関してのみ言えば市販の頭痛薬も大事
・寝過ぎは片頭痛を引き起こすので休日に寝だめはしないこと

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