夜型でも大丈夫!早起きのコツを教えます

夜型でも大丈夫!早起きのコツを教えます

早起きは苦手…そんなあなたの毎日を少しずつ変えていきましょう!これまで「早起き」を習慣にできなかったのには理由があるのです。ここでは、夜更かしをしてしまう理由をはじめ、早寝と早起きのコツをご紹介していきます。あなたの生活にピッタリな方法を見つけてみてください。

なんだかスッキリ起きられない…そんな日が続いたら

もしかしたらその原因は「合わない寝具を使っている」ことにあるかもしれません。体に合わない寝具を使い続けることで、寝心地の悪さを感じるうえに、首や腰、背中への負担など様々な不調を引き起こす原因にも繋がるため注意が必要です。もしも現在そんなお悩みをお持ちであれば一度寝具の見直しをおすすめします。

知っておきたい寝具の選び方
目次

1.つい夜更かしをしてしまう理由

ふと気がつくと0時を過ぎてしまっているという方も多いかも知れません。つい夜更かしをしてしまう皆さん、この「つい」とは一体どうして起きるのか。その理由を紐解いていきましょう。

1-1.現代社会の環境による影響

私たちの生活は、夜遅くでも日中と同じ活動ができるように変化してきました。スマホの所持率が高まったことで、SNSや動画サイト、ゲームなどディスプレイを通じた情報やコンテンツに触れる機会が飛躍的に増えていきました。ディスプレイの光にはブルーライトが含まれ、脳を活性化させ眠りから遠ざける作用があります。つい夜更かしをしている方の中には、現代社会ならではの、この光の誘惑に引き込まれているかもしれません。

1-2.「夜型」なのは遺伝子のせい?

夜更かしをしているつもりはないのに、身体にしっくりくるのは夜型の生活。寝る時間が来ていると分かっているのに身体が元気になり眠れない、そんな方は遺伝子が原因なのかもしれません。
睡眠を研究するうえで、一日の生活リズムに影響を与える時計遺伝子の存在が注目されています。その遺伝子をどのくらい持っているかで、夜型なのか朝型なのかが決まってきます。つまり、生まれつき、遺伝子の影響で、夜型になりやすいタイプの方もいるのです。そのようなケースは、自分一人の力で生活リズムを変えるのは難しいかもしれません。不規則な睡眠リズムに陥ってしまっていたり、睡眠に悩みを抱えてしまったりしている方は、専門家に相談してみるのもよいでしょう。

2.夜型を直したい!早く寝るためのコツ

夜更かしの原因が、現代社会の環境や遺伝子といわれてしまうと、もはや夜型であることは仕方がないと思われがちですが、ご安心ください。早く寝るためにはコツがあるので、ご紹介します。

2-1.夜のルーチンを考え直す

夜の過ごし方のせいで、夜型体質を招いている場合があります。帰宅時間が遅かったり、寝る前にやらなくてはいけないことが多かったり、入浴や夕食の時間が遅かったり…帰宅後の生活習慣を考え直してみましょう。

2-1-1.就寝時間から逆算してスケジューリング

早く寝るためには、夜の習慣を整理することが必要です。まずは、帰宅後に「やらなくていけないこと」「やりたいこと」をリストアップしてみましょう。このとき、その行動はどのくらいの時間がかかるのかも書き出しましょう。つぎに、寝る時間を決めます。パズルのように寝る時間から逆算して、帰宅後のスケジューリングをしてみてください。
やることをすべてやろうとすると、意外と時間が足りないことに気がつくでしょう。「やりたいこと」が多い方は、優先順位を付けて減らす必要があります。「やらなくてはいけないこと」が多い方は、家事の分担の見直しや他の時間帯に回せるものはないか考えてみましょう。
このように、自分で決めた「寝る時間」にきちんと布団に入れるように、夜の過ごし方を見直すことをおすすめします。

良い睡眠を取るためのタイムスケジュール

2-1-2.テレビやスマホは早めに消す

私たちの身体は、夜が更けるにしたがって自然と眠たくなってくるのですが、明るい部屋や明るい画面の光に触れすぎていると、この自然のリズムが崩れてしまいます。特にテレビやスマホの画面から出ている光にはブルーライトが含まれており、この光が脳を活性化してしまうため、なかなか寝付けなくなってしまうのです。就床時間のぎりぎりまでテレビやスマホを見ている方は、まずは早めに消すことから始めていきましょう。

ブルーライトが睡眠に与える影響

2-1-3.翌朝に回せることは翌朝に回す

夜にやることが、スケジュール過多になっている方も多いと思います。その中で、翌朝に回せるものはありませんか。夜型の方は、早寝早起きの生活習慣に慣れるまでは、夜に頭が冴えているパターンが多いのです。そのため、つい夜に作業をしてしまうのですが、夜に頭を使うことで寝付けなくなってしまい、早寝ができない場合もあります。
翌朝に回す作業は、最初は、頭を使わずにできる単純作業を選びましょう。少しずつ朝作業することに慣れてきてから、頭を使う作業も朝にシフトしていけば、効率よくこなせるようになるでしょう。

2-2.起床/就床時間を週に15~30分ずつ早めていく

ここでポイントになるのは、就床時間や起床時間をどのくらい早めてよいのかということです。早寝早起きを目標に掲げたのに、結局続かなくて三日坊主…それは一気に時間を早めすぎて、身体がそのリズムに合わず続けられなくなったのかもしれません。1時間以上早めてしまうと、寝付けなかったり、睡眠不足を感じたりしてしまうことが多いのです。ここで、失敗しない早め方は、週に15~30分ずつと覚えておきましょう。まずは30分早めてみて、少し身体がつらいなと感じたら、15分に変更することをおすすめします。

3.まずは明日の朝、早起きしてみよう!

早寝の話をしてきましたが、実は生活習慣改善に大切なのは「早起き」なのです。「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」!早起きをすることで、その日は早い時刻に眠ることができ、次の日また早起きができるようになる、という理想的なサイクルができあがるのです。
まずは、早起きの習慣を整えていきましょう。

3-1.カーテンを少しあけておく

朝になり、光を浴びることは目覚めのスイッチになります。早起きは慣れていないと身体はつらく感じてしまうもの。少しでも楽に目覚められるように、寝室のカーテンを少しあけて、光が差し込む環境をつくることが大切です。
朝の太陽の光を浴びることは、目覚めを促すだけでなく、体内時計をリセットする働きがあります。これが非常に重要なのです。私たちの身体には、太陽の光を浴びてから、約14~15時間後にだんだんと眠たくなるリズムが備わっています。そのリズムを整えるためにも、まずはカーテンを少しあけておき、朝日を浴びる習慣をつくりましょう。

光がメラトニンを抑制するしくみ

3-2.目覚ましを遠くに置いておく

慣れていない時期に、早起きをしようとすると、つい眠さに負けて二度寝してしまうこともしばしば。目覚まし時計を無意識に消してしまったり、一度では起きられないため、何度もかけたりしているという声も聞きます。
一度で早起きするためには、目覚ましを遠くに置いておくようにしましょう。これは当たり前ですが、鳴っている目覚ましをとめるためには、一度身体を起こして歩くなど、全身を動かす必要があるため、目覚めを促す効果があるのです。
明日のために、さっそく目覚ましの位置を変えてみてください。

3-3.エアコンのタイマーをセットしておく

冬になると「寒くてベッドから出たくない…」と、早起きを断念する朝はありませんか。季節によっては、眠るとき、起きるとき、ともにエアコンのタイマーが有効になります。室内を快適に整えることは、起きやすい環境を整えることにつながるのです。
快適に感じる温度は、夏は25~27度、冬は14~20度です。室温を整えると、すっと気持ちよく起きられる朝が増えます。起きる予定の時間帯に快適温度となるよう、エアコンもうまく使っていきましょう。

3-4.昼寝の時間を確保する

早起きしたことにより、昼間、眠たさを感じる方もいます。とくに新しい生活習慣に慣れるまでは、そう感じる方が多いようです。それで、早起きの習慣を諦めてしまったらもったいない。
おすすめなのは、昼寝の時間を確保することです。長い時間の昼寝は、夜の睡眠リズムを乱してしまい逆効果になりますが、短い時間の昼寝は睡眠を補い、脳をリラックスさせ、仕事の効率を高めるなど活動力をあげる効果もあります。
適した昼寝は、午後2~4時に15分ほど。眠ることはできなくても、アイマスクなどをして15分ほど目を閉じているだけでも効果があります。

4.まとめ

自分の睡眠タイプは「夜型」だと思い込み、早起きを諦めている方も少なくないでしょう。夜型の方でも早起きはできるのです。早起きは苦手…そんなあなたの毎日を少しずつ変えていきましょう。無理なく生活習慣を変えることで、自分の望むリズムに整えていくことができます。まずは明日の朝、15~30分の早起きを試してみてください!

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