季節の変わり目に風邪をひくのはなぜ?睡眠との関係、7つの予防法

季節の変わり目に注意!風邪を予防するための睡眠習慣とは

季節の変わり目は、環境の変化によって身体にストレスがかかり、体調を崩しやすくなります。特に、睡眠中は風邪のウイルスへの防御力が下がるので、しっかりと対策をしなければいけません。日々の睡眠習慣を注意することで、風邪を引きにくい身体を手にいれましょう。

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もしかしたらその原因は「合わないマットレスを使っている」ことにあるかもしれません。

体に合わないマットレスを使い続けることで、寝心地の悪さを感じるうえに、首や腰、背中への負担など様々な不調を引き起こす原因にも繋がるため注意が必要です。

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目次

1.「季節の変わり目は風邪をひきやすい」って本当?

季節の変わり目は風邪を引きやすいという話をよく聞きますが、これはただの噂ではなく、実際に起きていることなのです。この事実を感覚的には理解していても、その理由まで把握しているという人はあまり多くはありません。ここで、噂の真相とその理由について確認しておきましょう。

1-1.ウイルスへの防御力が低下すると風邪をひく

風邪を引く原因の80%~90%は、ウイルスに感染してしまうことです。体力が充実していて、ウイルスへの防御力を発揮できている時には、風邪を引くことはありません。睡眠不足や過度の疲労などが原因で体力が落ち、ウイルスへの防御力が低下してしまった時に、風邪を引いてしまうのです。その原因の一つに、激しい気温の変化があります。

かぜの原因

1-2.寒暖差や温度変化によるストレスに注意

人間の身体は、ストレスを受けた時に免疫力の低下が起き、ウイルスへの防御力が低下します。ストレスといっても人間関係などが原因の精神的なものだけではありません。急な温度変化や過度な運動など、外界からの物理的な刺激も原因となってしまうのです。これらのストレスが体内で高まってしまうと、風邪を引きやすくなります。つまり、日々温度が変化し、日中と夜間の寒暖差が大きくなりやすい「季節の変わり目」こそ、人体にとってストレスが過剰になり、風邪を引きやすい季節といえるのです。

2.睡眠中は風邪への防御力が低下する理由

朝起きた時に、何となくノドの調子が悪かったり、寝起きのだるさとは違う体調不良を感じたり、そんな経験は誰しもがしているのではないでしょうか。その状態は、睡眠中に風邪を引いてしまっていることに他なりません。さまざまな理由によって睡眠時には風邪への防御力が低下しています。対策を練る為にも、その理由について理解しておきましょう。

2-1.鼻やのどが乾燥しがち

睡眠中には、唾液や胃酸など、粘液が十分に分泌されなくなります。粘液は粘膜を乾燥から守り、ウイルスの侵入を防ぐ役割を持っています。その分泌が減るということは、風邪から身を守る能力も低下してしまうということになります。

2-2.身体の防御システムも眠ってしまう

睡眠は脳や身体を休息させるものです。必要最低限の生命を維持する機能を残し、その他の機能は眠ってしまいます。つまり、身体を守るための機能も、必要最低限に抑えられてしまうため、防御力も低下するのです。

3.睡眠中の風邪予防で心がけたい対策7つ

睡眠中に風邪を引きやすくなるのは、人間の性質上どうしようもないことです。ですが、その性質を理解して対策を練っていけば、睡眠中に風邪を引く可能性を下げることができます。ここでは、睡眠中の風邪予防で心がけたい対策を7つご紹介します。少し手間のかかるものもありますが、簡単にできる対策もありますので、日々の生活に組み込んでみてください。

3-1.寝室を加湿する

ウイルスには、最適な活動環境が存在します。乾燥していて温度が低い環境こそ、ウイルスにとっては最も活動しやすい環境なのです。つまり、ウイルスが動きにくい室内環境を作り出せば、風邪の対策になるということ。寝室を加湿しておけば、ウイルスの活動を抑えることができるでしょう。また、副次効果として、のどや鼻が乾燥することを予防することもできます。加湿には加湿器を用いるのが確実ですが、濡らしたタオルを寝室に掛けておくだけでも、加湿効果を得ることができます。

湿度とインフルエンザウイルスの生存率

3-2.マスクをつけて寝る

のどと鼻の乾燥を防ぐ手段として手軽に活用できるものが、どこでも簡単に手に入るマスクを利用することです。人間の呼気には、体内から蒸発する水分が含まれています。マスクをつけることで、呼気に含まれる水分が空気中に逃げていくのを防ぎ、のどと鼻のうるおいを保ってくれます。より乾燥対策に特化した商品として、保湿成分を含ませたマスクも販売されています。

3-3.睡眠の質を高める

睡眠の質を高めることによって、ウイルスへの防御力が低下するのを防ぐことができます。また、睡眠の質が低いと、イビキや口呼吸によって乾燥が促進されてしまうため、風邪を引きやすくなってしまいます。快適な室温に保ち、睡眠の前にテレビやパソコンなどの刺激を避けるなどの対策をおこなっていきましょう。

3-4.寝る前に換気しておく

換気には、部屋の空気を新しいものに入れ替える効果があります。一日締め切った部屋は、酸素の濃度が外気よりも低くなっている可能性があります。また、風邪の原因となるウイルスが増殖しているかもしれません。酸素が足りないままに眠ってしまうと、睡眠の質が低下してしまい、ウイルスへの防御力が下がってしまいます。一回に5分程度で十分ですので、寝る前に換気を行いましょう。

3-5.空気清浄機を使う

部屋の空気が汚れていると、呼吸が浅くなって睡眠の質が低下します。部屋の空気には、風邪の原因になるウイルスの他にも、建物の建材から自然に発散される化学物質やカビの胞子、ほこりや花粉などが含まれていることがあります。これらの異物は人体にとって有害なものとなり、体内に取り込まれると、それを除去するために余分にエネルギーを必要としてしまいます。空気清浄機を活用すれば、これらの異物や風邪の原因となるウイルスを直接除去することができ、有効な対策になるでしょう。

空気清浄機の効果の実感に関する調査

3-6.その日の気温にあわせて寝具を調節する

いつも同じ寝具じゃないと眠れないという話はよく聞きますが、その時の気温にあわせて寝具を調節することも大切なこと。特に、季節の変わり目は気温の変動が激しいため、寝入りには暑くても深夜には冷え込んでいるという事態がよく起きます。そんなときのため、さっと使える布団を一枚、そばに控えておくことで対策ができます。

3-7.睡眠不足に気をつける

睡眠不足は、人体にさまざまな有害な作用を引き起こします。睡眠不足により、だるさが持続したりや集中力が低下したりなど、その影響は軽視できません。さらに睡眠不足が続いた時には免疫力も低下し、風邪のウイルスに対抗できなくなってしまうことも。きちんと睡眠時間を確保することも、大切な予防方法のひとつなのです。

4.まとめ

今回は季節の変わり目に体調を崩しやすい理由と、風邪の対策についてご紹介しました。季節の変わり目は環境の変化によって、風邪を引きやすくなってしまいます。また、気温の変化は睡眠にも影響を与え、睡眠の質の低下とそれに伴う防御力の低下を招き、睡眠中に体調不良となりやすくなります。ですが、部屋の換気や湿度の管理など、ちょっとした対策を講じることで風邪を引きにくい睡眠を取ることも可能です。日常の睡眠に少しの手間を加え、風邪への有効な対策を活用しながら、風邪のウイルスに負けない健康的な睡眠習慣を心がけてください。

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