即効で眠くなるツボ5選!押し方のコツや睡眠環境の整え方を解説

ツボって本当に効果ある?快眠に効くツボを紹介!

快適に睡眠を取りたい方にとって、ツボを押して神経を刺激することはとても重要です。

東洋医学から生まれ、今ではWHOや西洋医学からも認められているツボ。
この記事でツボが持つ効用や快眠に効く5つのツボ、押し方のポイントまで詳しく紹介します。

なんだかスッキリ起きられない…そんな日が続いたら

もしかしたらその原因は「合わない寝具を使っている」ことにあるかもしれません。体に合わない寝具を使い続けることで、寝心地の悪さを感じるうえに、首や腰、背中への負担など様々な不調を引き起こす原因にも繋がるため注意が必要です。もしも現在そんなお悩みをお持ちであれば一度寝具の見直しをおすすめします。

知っておきたい寝具の選び方
目次

1.そもそも「ツボ」とは何か

東洋医学には「気」という考え方があります。ツボとは東洋医学に基づき、押すことで効果を発揮します。ツボの場所によって効果が異なるため、快適な睡眠へ導くツボもあります。また、近年は東洋医学だけでなく、WHO(世界保健機関)や西洋医学でもツボは認められています。
そもそもツボとは何かについて紐解いていきましょう。

1-1.ツボを押すと快眠できる理由

ツボを押すと快眠できる理由としては、それぞれのツボに合わせ、対応する内臓や器官が決まっているからです。そのため、特定のツボを押すことで効果的に対応した特定の内臓や器官に刺激を与えることができるのです。睡眠と関係するツボを刺激することで、日ごろの眠りをサポートします。

1-2.東洋医学の理論

東洋医学におけるツボの理論を紹介します。東洋医学では「気」という考え方があり、生きるために必要な自然界にあふれるエネルギーのことを指しています。私たちの体には、この「気」と「血液」が全身を巡っており、気が巡る道筋を「経絡(けいらく)」と呼びます。その経絡にはいくつかの出入り口があり、そこが「経穴」いわゆる「ツボ」にあたります。

足ツボと体の各器官のつながりのイメージ

1-3.西洋医学の理論

WHO(世界保健機関)でも注目されるツボは、東洋医学のみならず、西洋医学においても広く認められる存在となりました。具体的にどのように捉えられているのか確認していきます。

1-3-1.WHOのお墨付きになっている

ツボを押すということは、以前は民間療法と勘違いされてしまう場面もありましたが、今では世界的にも医療的効用が認められている漢方医学のひとつです。実際に21世紀に入ったころ、WHO(世界保健機関)は、一定の症状において、ツボを刺激する「鍼灸療法」が有効であると認めました。
また、当時、アジア各国ではツボの位置がまちまちであったのですが、それを361個に定義したのもWHO(世界保健機関)なのです。

1-3-2.抗ストレス作用がある

WHO(世界保健機関)のお墨付きをもらえただけでなく、実際に西洋医学の領域においてもツボの認識が変わってきました。ツボを押すことで、刺激が体や脳に伝わり、ストレスを緩和できると考えられるようになりました。西洋医学には「気」という考え方はありませんが、呼吸を整え、適度な刺激を与えることで、リラックスできる環境を整えることができるというのです。緊張が高まっている状態を抑え、心穏やかに眠りに向かうことは、快眠への一歩になります。

全身のツボの一例

2.おすすめの「眠くなるツボ」5選

ここでは「快眠に効く5つのツボ」を紹介します。ツボのある場所の押し方のポイントも丁寧にお伝えするので、一緒に指を動かしながらツボを押していきましょう。

2-1.百会(ひゃくえ)

まずは頭のツボに注目してみます。頭のてっぺんの中心あたりにあり、指で少し押すとへこむ感じがする部分が「百会(ひゃくえ)」です。ここは多くの経絡が交わる部分であるため、この百会という名前がつきました。百会の前後左右4か所には四神聡(ししんそう)といわれるツボもあり、百会を中心に四神聡を、親指以外の4本の指を使って、やさしくマッサージしていきます。指圧のように強く圧迫してしまうと逆に圧迫してしまうため、効果的ではありません。頭を両側からやさしく包み込み、「気持ちいいな」と感じる強さで頭皮を持ち上げるように15~20回ほどマッサージをしましょう。

百会の位置

2-2.安眠(あんみん)

耳の後ろを触ると骨が出っ張っている部位があります。その下側には、くぼみがあり、その1~1.5cmほど下にあるのが「安眠(あんみん)」です。眠気を誘うツボともいわれています。親指を使い、ツボを押さえ、ゆっくりと力を加えていきます。ここでも力の入れすぎには気をつけ、気持ちがよい強さを目安に押していきます。そのとき、両手を広げ、親指以外の4本の指で頭を支えるようにすると実施しやすくなります。左右のツボに両手の親指をあて、頭を左右にゆっくりと動かして刺激していきます。回数は左右3~5回が目安です。

安眠の位置

2-3.合谷(ごうこく)

緊張感が和らぎ、気持ちが落ち着くと、私たちは安心して眠りへと進むことができます。そんな心の落ち着きをサポートしてくれるツボが「合谷(ごうこく)」。これは、手の甲にあるツボです。手の甲側、親指と人差し指の骨の分かれ目あたりにあります。人によってはやや人差し指側に存在します。ツボの押し方は、反対の手の親指を「合谷(ごうこく)」にあてていきます。他の部位よりもやや強めに押しますが、気持ちいいと感じる程度の強さは守ってください。両手、それぞれ30回程度、押したりもんだりを繰り返します。

合谷の位置

2-4.内関(ないかん)

心の穏やかさを支えてくれるツボとして「内関(ないかん)」があります。このツボは、手首付け根のしわの中央から指3本分ひじ寄りへ行った部分にあります。ゆっくりと押しながら気持ちの良い場所を見つけてください。ツボを押すときは、3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけてゆっくりと離すという動作を繰り返します。5回を目安におこなうとよいでしょう。

2-5.失眠(しつみん)

ツボの名前に「眠」という漢字もあり、快眠に効果がありそうと感じた方もいらっしゃるかと思います。このツボは足の裏にあります。足は第2の心臓ともいわれ、さまざまなツボが存在しています。かかとの中央に位置する「失眠(しつみん)」を丁寧に押していきましょう。かかとのエリアが分かりにくい方は、親指と人差し指で輪をつくり、かかとにあててみると、かかとの中央は分かりやすくなります。かかとは他の部位よりも硬いので、親指を使ってギュッと垂直に押し、気持ちのよい強さを見つけてください。1回3~5秒、これを3~5回繰り返します。

失眠の位置

3.ツボの押し方のコツ

ツボの押し方は指圧をするように力強くおこなうべきなのか、はたまたその頻度はどのくらいなのか、度合いが分からず自己流になってしまっている場合が多くあります。この記事ではツボ押しのコツについて、ポイントに分けてご紹介します。

ツボの押し方

3-1.ゆっくりと押す

ツボ押しを行うとき、人それぞれ「あ、効いているな」と感じ始める時間はさまざまですが、ゆっくりと押すことを基本としましょう。

3-1-1.寝る30分前を目安に

今夜は快適に眠りたいなと思われた方におすすめのツボ押しの時間は、就寝する30分~1時間前が理想的といわれています。眠る準備をしながら、その30分前の時間を意識していくのが大切です。焦らずその時間を迎えられるよう、無理のない習慣で、就寝前のツボ押しタイムをつくっていきましょう。

3-2.完璧を求めず、ゆるやかな気持ちで行う

ツボがある場所を意識することは大切ですが、ツボは種類も多く、呼び名をはじめ、場所を特定することが難しい場合もあります。そういったときに、神経質になりすぎてしまうと余計混乱する場合もあります。ツボのある場所を細かく考えすぎず「気持ちいいな……効いてそうだな」と、ゆるやかな気持ちで向き合うことが大切です。まずは、ツボのおおよその場所をチェックし、やさしく触りながら取り組むことから始めたいですね。

3-3.やさしく、深呼吸をしながら行う

体が凝っていたり、緊張していたりすると、私たちは呼吸が浅くなりがちです。
ツボを押すことでリラックスタイムが期待できますが、それと同時に、深呼吸をすることで、ゆったりとしながらツボ押しをおこなうことができます。押し方も、強く刺激を与えるのではなく、気持ちいいくらいのやさしい刺激が重要になります。指をツボに対して垂直になるように置きます。回数はツボにより異なりますが、最初からあまり多く押してしまうと疲れてしまうため、まず3回くらいを目安とし、やりすぎには注意をしましょう。

4.睡眠の質を高める方法

ツボを押すことも重要ですが、それ以外にも睡眠環境を整えたり、そもそもストレスを溜めすぎないようにしたりといった工夫も効果的です。

ポイントは4つあるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

4-1.寝る前にぬるめのお風呂に入る

眠る直前に42度くらいの熱いお湯に浸かってしまうと、交感神経が刺激され脳が興奮してしまいます。眠る90分前には入浴をすませるのが理想的ですが、寝る直前であれば38度程度のぬるめのお湯がおすすめです。

4-2.寝具を自分に合ったものにする

睡眠の質を向上させるためには、寝具を自分に合ったものを選ぶことも重要です。
マットレス・枕・布団(ベッド)の3つに着目しましょう。マットレスの場合は寝る姿勢や好みの質感によって異なり、枕を選ぶ際には高さや素材にも気を付けることがポイントです。また、足腰がかかりにくい布団(ベッド)を購入することも検討しましょう。

4-3.毎日同じ時間に就寝・起床する

体内時計を調整して規則正しい生活を送り、身体の健康を保つためにも、毎日同じ時間に就寝・起床することを心がけましょう。リズムが乱れると、体内時計も乱れて二度寝をするようになってしまい、寝る時間になっても眠くならなくなります。
正しい睡眠生活を送るためには睡眠リズムにも気を配ってください。

4-4.寝る前はスマートフォンを見ない

寝る直前にパソコンやスマートフォンを見てしまうと、脳が覚醒して眠りにつきにくくなる原因になります。睡眠も浅くなるため、できる限り眠る30分前までにはブルーライトから離れ、ベッドでは眠る以外のことをしないようにすると良いでしょう。

睡眠前のおすすめの習慣は「朝までぐっすり寝れる快眠方法を9つ紹介!快眠を妨げる習慣とは?」で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

5.まとめ|睡眠のツボと快眠方法を理解して眠りの悩みを解決しよう

この記事では快眠のツボをはじめとして、睡眠のトラブルを解消する方法まで紹介しました。良い睡眠をとるためにはツボを押す力を適切に、かつ睡眠前のタイミングも30分前に行うことが必要です。

ぜひこの記事で紹介したことを実践して、快眠を実現してストレスの少ない生活を送りましょう。

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