高反発マットレスの特徴は?低反発マットレスとの違いや選び方を解説
マットレスには、硬さや反発の強さが異なる「高反発マットレス」と「低反発マットレス」の2種類があります。
今回は「高反発マットレス」に注目し、特徴や低反発マットレスとの違い、選び方を解説します。
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あなたが眠れないのはマットレスのせい?
すっきり目覚めるカギは体と寝具のフィット感。起きた時に肩や腰が辛い、スッキリ目覚められない、夜中に目覚めてしまうなど、1つでも当てはまった場合はもしかしてマットレスが合っていないせいかも!?
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1.高反発マットレスの特徴
高反発マットレスは、その名の通り「反発力の強い」マットレスです。跳ね返す力が強いため、寝心地は硬く感じ、身体が沈み込みにくいのが特徴です。
この特徴が睡眠時にどのように影響するのか、本章では高反発マットレスを使用した際に感じるメリットとデメリットを紹介します。
1-1.高反発マットレスのメリット
1-1-1.適度な反発力があり、寝返りが打ちやすい
高反発マットレスのメリットの1つは、寝返りが打ちやすいことです。
人間は、一度の睡眠で20回から30回の寝返りを打ちます。寝返りの回数が多いと、「寝相が悪いのでは」と捉えられてしまうこともありますが、むしろ寝返りを打つことは普通のことです。なぜなら、同じ姿勢で寝続けていると、肩や腰など身体の一部に負荷がかかり、痛みの原因になってしまうことがあるからです。
高反発マットレスは、跳ね返しの力が強いため、寝ている間の寝返りをサポートしてくれます。寝返りを打つことで姿勢が頻繁に変わるため、負担が全身に分散され、睡眠時の肩や腰への負担を軽減できるのです。
しかし中には、そもそも寝返りの回数が少ない人もいて、高反発マットレスを利用しても十分に寝返りが打てず、睡眠時の腰や肩の痛みが軽減されない場合もあります。その場合は、フィット感がありつつも体圧分散性の高い低反発マットレスを使うことで、特定部位への負担を避けることができます。
1-1-2.通気性に優れ、熱がこもりづらく快適
高反発マットレスの中には、網状素材を使って製造されているものも多いです。通常のマットレスと比べて通気性がよいため湿気もこもりづらく、夏でも快適に使用することができます。
1-2.高反発マットレスのデメリット
高反発マットレスは、確かに寝返りをサポートしてくれますが、だからと言って硬すぎるマットレスを選ぶのは逆効果です。硬すぎるマットレスを使うと、腰・お尻のあたりが浮いてしまいます。人間の身体はS字カーブを描くのが自然な姿勢ですが、マットレスが硬すぎると身体との間にすきまが生まれてしまい、不自然な寝姿勢になってしまいます。
さらに、身体とマットレスの接地面が少なくなることで体圧が一点に集中し、寝起きの肩や腰の痛みの原因にもなりかねません。
2.マットレスを選ぶ時に大切な3つのポイント
マットレスは睡眠時に体にかかる圧を分散する働きをしているため、柔らかすぎても硬すぎてもいいものではありません。適度に沈み込み、理想的な寝姿勢をサポートしてくれる、自分に合ったマットレスを選ぶことが重要です。
最後に、マットレスを選ぶ際に留意したい視点を3つ紹介します。
2-1.理想的な寝姿勢を保てるか
理想的な寝姿勢とは、頸椎が緩やかなS字カーブを描いている状態、つまり直立時の姿勢をそのまま横にしたイメージです。
硬すぎるマットレスだと、横になった時にマットレスと身体の間にすきまが出来てしまいます。特定部位に体重が集中してしまうため、寝ているうちに筋肉が緊張し、こわばってしまう場合があります。筋肉がこわばると疲労物質や痛みの原因物質が蓄積しやすくなるため、朝起きたときの身体の痛みや不快感にも繋がってしまいます。逆に、柔らかすぎるマットレスだと、今度は深く沈み込みすぎてしまい、背骨が曲がりすぎてしまうことがあります。
寝姿勢の崩れは、睡眠時の負担の一か所集中を助長してしまい、身体の痛みを生じさせる可能性があります。寝姿勢が保てるかどうかという視点から、マットレスを選ぶことが重要です。
2-2.体圧が分散されるか
睡眠時、脳や身体はリラックスしていても、無意識のうちに体重分の負担が全身にかかっています。特に、内臓の多い腰周辺は一番負荷がかかりやすく、仰向け寝の状態では体重の40~50%弱の重さがかかっていると言われています。一晩中同じ姿勢で寝続けていると、身体の一か所に負担が集中し、疲労感や痛みの原因になることもあります。
寝ている間、意識的に姿勢を変えることはできません。しかし、体圧が分散されるマットレスであれば、身体の一か所に負担をかけずに済みます。適度な反発力を持つ高反発マットレスは、寝返りをサポートすることで体圧分散が実現します。
2-3.寝心地はどうか
硬めのマットレス、柔らかめのマットレス、どちらの寝心地が好きかは人それぞれです。
好みではないマットレスで寝続けると、睡眠時に違和感を感じ、睡眠の質が低下してしまうこともあります。上2つのポイントを確認したのに迷う場合は、最後に自身の感覚で「寝心地が良い」と感じるマットレスを選ぶとよいでしょう。
3.まとめ|高反発マットレスは寝返りをサポートすることで睡眠中の身体への負担を軽減してくれる
今回は、高反発マットレスのメリット・デメリットから、自身に合うマットレス選びのポイントまで解説しました。
高反発マットレスは、寝返りをサポートすることで睡眠の質を高めてくれるのが特徴的です。しかし、硬すぎるマットレスを選んでしまうと、身体とマットレスの接地面にすきまが出来てしまうなど、特定部位へ負荷をかけてしまう可能性もあります。
体圧分散性や寝心地など、いくつかのポイントを考慮したうえで、自身に合ったマットレスを選んでみてください。
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